ダイエット薬として注目を集めるリベルサスは、GLP-1受容体作動薬として、食欲抑制や血糖値の安定に効果を発揮することで知られています。しかし、その効果を最大限に引き出すためには、適切な服用方法が重要です。
この記事では、リベルサスの正しい飲み方や注意点について詳しく解説します。リベルサスの効果を最大限に活かし、健康的で安全なダイエットをサポートするためのポイントを確認しましょう。
ダイエット効果を高める!正しいリベルサスの飲み方
リベルサスの効果を発揮するために、3つの以下のポイントを守る必要があります。
・朝起きて一番お腹が空いた状態で服用する
・コップ約半分以下のお水の量で服用する
・服用後30分以上を空けたのちに飲食する
空腹時の朝起きたタイミングで服用
リベルサスは、必ず空腹状態で服用します。
胃の中に食べ物や飲み物が残っている状態の場合、胃の中でリベルサスの有効成分であるセマグルチドが吸収されずに、効果が発揮されない可能性があるからです。
朝起床したタイミングで、朝食を摂る前に服用を済ませることがポイントです。
コップ半分の水(約120㎖以下)で服用
服用時の水の量はコップ半分の水(約120㎖以下)が良いとされています。
水の量が多すぎると、薬の吸収効率が低下する可能性があるからです。
少ないと感じる方もいるかもしれませんが、50㎖の水で服用した場合と240㎖の水で服用した場合を比較すると、50㎖の方が吸収効率が高いという研究結果が出ています。
服用後30分は飲食を避ける
リベルサスを服用した後、少なくとも30分は飲食を避ける必要があります。
30分あれば作用に必要な曝露量が得られるということです。
※ 曝露量とは、体内に取り込まれる物質の量を指します。
この30分間は、食事や水に限らず、
他の薬やサプリメントも併用しないことがポイントです。
リベルサス服用の際の注意点
1日2錠の服用はNG!
ダイエット効果をより早く出したい!そんな理由から1日に2錠飲みたいという人も多いでしょう。
リベルサスは必ず1日1錠にしましょう。
7mgを2錠と、14mgを1錠では用量がイコールに思えますが、7mgを2錠では作用が弱まる恐れがあります。
これにはリベルサスに含まれている吸収促進剤であるSNACの量が関係しています。
リベルサスは3mg、7mg、14mgの規格がありますが、全てに1錠あたり300mgのSNACが含まれています。
SNACは多すぎても少なすぎても効果に影響を及ぼす可能性があるため、必ず1日1錠を守る必要があります。
リベルサスを半分にカットするのはNG!
作用が強い14mgを持っているものの副作用がキツい・・そんな理由からピルカッターで半分に割って飲んでもよいか?非常に多く頂く質問です。
こちらも同じくSNACの関係から、リベルサスのカットや分割は避けましょう。
リベルサス服用の直前に開封を!
リベルサスは湿気や光に弱い薬剤です。シートが破れて錠剤が剝き出しのまま保管されている場合は、リベルサス本来の効果が発揮されない恐れがあります。
シートに正しく入って保管されている錠剤を服用するように心がけましょう。
また、リベルサスの添付文書が2024年に一部改訂され、「やむを得ず切り離す場合には、PTPシートのポケット部分を破損しないようにすること」と追加されています。
リベルサスに限らず、湿気の多い環境で保存された錠剤は、生じた結露によって思わぬ副作用が発現する恐れがあるため十分な注意が必要です。
終わりに|この記事のまとめ
リベルサスの服用方法は、しっかり守れているでしょうか?
お薬の効果をしっかり高めるために、そして予期せぬ副作用を避けるために、守るべきポイントを押さえてメディカルダイエットを続けていきましょう!
・空腹時の朝起きたタイミングで服用
・コップ半分の水(約120㎖以下)で服用
・服用後30分は飲食を避ける
・1日2錠以上の服用
・リベルサスの錠剤のカットや分割
・他の薬やサプリメントと同時に服用
・事前に開封、破けたシートに入った錠剤の服用