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オンライン診療で録音・録画されたりしない?プライバシー及び個人情報の保護について

本記事は医師による監修の下執筆されております。

\どんなお悩みもお気軽にご相談ください/

実際に病院へかかり対面で医師に診察してもらう方法を〈対面診療〉、スマートフォンやPC等、ビデオ通話を使用して診察してもらう方法を〈オンライン診療〉といいます。

2020年以降、新型コロナウイルス感染症対策として普及が拡大した「オンライン化」。

企業で積極的に在宅勤務〈リモートワーク〉が導入されたり、居酒屋での交流が難しかったためリモート飲み会が実施されたり、あらゆる場面でオンライン展開されていきました。

医療現場においても「オンライン化」は着々と普及しており、
オンライン診療に対応する医療機関数は緩やかではあるものの上昇傾向にあります。

厚生労働省が公表したデータによると、電話や情報通信危機を用いた診療を実施できるとして登録された医療機関数は、令和2年4月から令和5年3ヶ月の間に大幅に増加しています。

令和2年4月の時点で電話診療・オンライン診療を実施できる医療機関の数は10,812施設でしたが、令和5年3月には18,121施設に増加しています!

また、厚生労働省の医療施設動態調査(※日本国内の医療施設の現状を把握する事が目的の調査)における病院及び一般診療所の合計数のうち、電話や情報通信機器を用いた診療を実施できるとして登録した医療機関の割合が令和2年4月では9.7%でしたが、令和5年3月には16.0%となっています。

参考リンク:「令和5年1月~3月の電話診療・オンライン診療の実績の検証の結果」
https://www.mhlw.go.jp/content/001237012.pdfhttps://www.mhlw.go.jp/content/001237012.pdf

これは遠隔医療の需要が高まり、医療機関側でも対応を強化している事が反映されています。

インターネット環境があるところであればどこでも受信できる手軽さが何よりの魅力ですが、オンライン上での予約による個人情報入力や電子カルテ、また、テレビ通話時に顔を映す必要がある点からプライバシー面での不安感を覚える方も多いはずです。

LINE等のSNS普及により個人情報漏洩のリスクが高まっている昨今ですが、オンライン診療におけるプライバシーリスクに関して解説していきます!

この記事に書かれていること

オンライン診療で、同意なしでの撮影・録音はNG!

オンライン診療時、お互いの同意なしに録画や録音をする事はNGです。

プライバシーが保たれるよう、医師側は勿論ですが、受診される患者側も申告なくスクリーンショットの撮影等はおこなってはいけません。

医師のなりすまし防止のために、顔写真付きの身分証明書や医師免許証の定時が義務付けられていますが、これが画面に映された際、医師の同意なしに撮影し保存するというのは医師側のプライバシーを考慮しお控えください。

仮に医師の同意なしに撮影した画像をSNS等で拡散した場合は、被害を受けた医師が患者に対し損害賠償を求める権利があります。加えてプライバシーの侵害や名誉棄損が重大なものである場合、患者は罰金刑や懲役刑を科されるリスクがあります。

オンライン診療の適切な実施に関する指針

それでは、このようなオンライン診療を取り巻くセキュリティのリスクをどのように避けていく事ができるでしょうか?

厚生労働省は、オンライン診療をおこなう際のガイドラインとして「オンライン診療の適切な実施に関する指針」を提供しています。

参考リンク:「オンライン診療の適切な実施に関する指針」 https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/000901835.pdf

この指針には、患者様のプライバシー保護に関する重要な規定が定められています。

⑴個人情報の適切な取り扱い

オンライン診療において収集される個人情報は、個人情報保護法に基づき厳重に管理されます。これには、患者様の診療記録や連絡先情報が含まれます。

⑵診療内容の秘匿性

オンライン診療中にやり取りされる情報は、患者様のプライバシーを尊重し、診療以外の目的で使用される事はありません。また、診療内容が第三者に漏洩しないよう、システムのセキュリティが強化されています。

⑶技術的及び組織的安全管理措置

オンライン診療を提供する医療機関は、適切な技術的及び組織的な安全管理措置を講じる事が求められています。これには、データの暗号化やアクセス防御、システムの監視等が含まれます。

厚生労働省の指針に従う事で、オンライン診療はより安全で信頼性の高いものとなります。当クリニックもこの指針を厳守し、患者様のプライバシー保護に努めています。安心してオンライン診療をご利用いただけるよう、常に最新のセキュリティ対策を講じ、患者様のプライベートを守る事をお約束します!

個人情報漏洩による影響

クリニックから、患者の個人情報が漏洩したらどうなる?

オンライン診療における患者情報の漏洩は重大な問題であり、法律や規律に基づき厳重に対処されます。

〈法的な影響〉

・個人情報保護法違反

患者情報の漏洩は、個人情報保護法に違反する行為とみなされます。これにより、クリニックは法的な罰則を受ける可能性があります。罰則には、罰金や業務停止命令等が含まれます。

・患者からの訴訟

患者情報の漏洩が発覚した場合、患者はクリニックに対して損害賠償を求める事ができます。これは漏洩によって患者が被った損害や精神的な苦痛に対する補償を求めるものです。

〈信頼の損失〉

患者情報の漏洩は、クリニックの信頼を著しく損なう結果となります。これはクリニック運営に深刻な影響を与え、患者数の減少や評判の低下を招く恐れがあります。

患者が、撮影・録音をおこなった場合はどうなる?

オンライン診療において、患者が無許可でスクリーンショットや録音をおこない、それが拡散されて情報漏洩した場合、いくつかの法的及び倫理的な問題が生じます。

〈法的な影響〉

・プライバシーの侵害

無許可でのスクリーンショットや録音の拡散は、医師やほかカウンセラーのプライバシーを侵害する行為とみなされます。これにより、関係者の個人情報が不正に公開されるリスクがあります。

・名誉毀損や信用毀損

拡散された情報が不正確であったり、悪意を持って使用された場合、名誉毀損や信用毀損の問題が生じる可能性があります。これにより、関係者の評判や信用が損なわれるリスクがあります。

〈民事責任〉

漏洩によって被害を受けた医師やスタッフは、損害賠償を求める事ができます。これにより、患者は経済的な賠償責任を負う事があります。

〈刑事責任〉

プライバシーの侵害や名誉毀損が重大なものである場合、刑事告訴する可能性があります。これにより、患者は罰金刑や懲役刑を科されるリスクがあります。

オンラインクリニックでの個人情報漏洩の事例

日本におけるオンライン診療の情報漏洩の事例は比較的少ないですが、いくつかのケースが報告されています。

事例1:2021年の大手医療機関のデータ漏洩

2021年、日本の大手医療機関が運営するオンライン診療プラットフォームで、システム不具合により患者情報が漏洩する事件が発生しました。

オンライン診療システムのセキュリティ設定に不備があり、第三者が患者の個人情報にアクセスできる状態になっており、患者の氏名・連絡先・診療内容・処方情報が含まれていました。

事例2:2020年の地方医療機関のデータ漏洩

2020年、日本の地方医療機関で、オンライン診療の際に使用されたビデオ会議ツールの設定ミスにより、患者情報が漏洩する事件が発生しました。

ビデオ会議ツールの設定が適切におこなわれておらず、診療中の会話や映像が第三者にみられる可能性がある状態で、患者の診療内容やプライバシーに関わる情報が漏洩しました。

事例3:2022年のオンライン診療のアプリのデータ漏洩

2022年、日本のオンライン診療アプリで、サイバー攻撃を受けて患者情報が漏洩する事件が発生しました。

サイバー攻撃により診療アプリのデータベースに不正アクセスがおこなわれ、患者の氏名・住所・連絡先・診療記録等の情報が漏洩しました。

そもそも、守秘義務がある患者情報とは?

医師やスタッフが守るべき個人情報は、主に以下のものが含まれます。

  • 患者の氏名・生年月日・住所・家族構成等の基礎情報
  • 患者の健康状態・病歴・症状の経過・診断名・予後及び治療方針

基本的には診療記録(カルテ)に記録されている内容すべてと考えてよいでしょう。

問診担当の医師が退職していたらその後のプライバシーは守られる?

クリニック退職後も守秘義務は基本的に継続します。就業中に知り得た情報については、退職して何年経過しようが守秘義務は発生します。

例えば保健師助産師看護師法第42条の2で「保健師、看護師または准看護師は、正当な理由がなく、その業務上知り得た人の秘密を漏らしてはならない。保健師、看護師または准看護師でなくなった後においても、同様とする」と明確に記載があります。

現職スタッフが退職した医師に、クリニックの現状を話すのも原則NGです!

退職したスタッフに対して、最近のクリニック事情に関して相談をする場面もあるかと思いますが、患者の個人情報等が含まれていないか注意が必要です。

当院のサービスにおける個人情報保護に関して

⑴安全なプライバシー保護を約束します

オンライン診療を利用する際に、プライバシーに関する不安を感じる方が多い事は理解しています。しかしリモートメディカルクリニックでは、患者様の個人情報を最優先に保護する事をお約束します。

当院では電子カルテへのログインは医師とカウンセラーのみに限定されています。

患者様の診療情報には、許可された医師やカウンセラーのみがアクセスが可能で、その他のスタッフや第三者が情報にアクセスする事はありません。

⑵個人情報の取り扱いについて

当院は、患者様から提供された個人情報を厳重に管理し、安全に取り扱うよう最大限の注意を払います。法令に基づく場合等の特別な事情がある時を除き、事前に患者様の同意なく第三者に提供及び開示する事はありません。

これにより、患者様の個人情報が不必要に公開される事はありません。

また、患者様からの情報開示、内容の訂正、追加または削除、利用の停止、消去、及び第三者への提供停止のご要望には、個人情報保護法の定めに従い、迅速かつ適切に対応いたします。ご自身の情報に関する権利を確実に行使できるよう、全力でサポートします。

⑶クレジット決済のプライバシー保護

クレジットカードでの決済時には、カード情報が当院のシステム上で確認される事はありません決済情報が外部の安全な決済プロセッサーによって処理されるため、当院がカード情報にアクセスする事はなく、安心してお支払いいただけます。

リモートメディカルクリニックでは、患者様のプライバシーを最優先に考えています。最先端のセキュリティ対策を取り入れて、安心してご利用いただけるよう努めております。

電子カルテのアクセス制限やクレジット決済時の情報保護、個人情報の取り扱いに関する厳格な管理等、全てのプロセスにおいて安全性を確保しています。

信頼できる医療サービスをお求めの方は、是非リモートメディカルクリニックをご利用ください!

私たちが安心・安全な医療体験をご提供します。

皆様のご利用をスタッフ一同、心よりお待ちしております!

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