花粉症

2024.04.02 2023.02.27

花粉症は体が花粉を異物と認識し、排除しようとすることで起きる過剰な免疫反応です。主な症状はくしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの鼻の症状、かゆみ、涙、充血などの目の症状、喉や皮膚の痒み、熱っぽい感じが現れる場合があります。今や国民の約30％が花粉症といわれており、花粉症のシーズンには何らかの薬を服用し、治療していると想定されます。

花粉症の市販薬も充実してきており、市販薬を買って間に合わせているという方もいらっしゃると思います。市販の薬と処方薬は何が違うのでしょうか？近年では元々処方箋が必要だった薬が市販薬としても発売されています。しかし、市販薬は気軽に購入できるという観点から、安全面を考慮し、副作用のリスクを軽減するために量を少なくして販売されているものがあるため、効き目を重視する場合は処方薬の方が良いということになるでしょう。

●ロラタジン
抗ヒスタミン作用（体内物質ヒスタミンの働きを抑える作用）によりアレルギー反応を抑えることで蕁麻疹、花粉症、喘息などによる、皮膚の腫れや痒み、鼻炎（くしゃみや鼻みずなど）、咳などの症状を改善する
口の水分で砕けるので水無しで飲むことが可能
●ビラノア
抗ヒスタミン作用（体内物質ヒスタミンの働きを抑える作用）によりアレルギー反応を抑えることで蕁麻疹、花粉症、喘息などによる、皮膚の腫れや痒み、鼻炎（くしゃみや鼻みずなど）、咳などの症状を改善する
即効性がある
●クロモグリク点鼻液
鼻粘膜におけるアレルギー反応を抑えることで、くしゃみ、鼻水などのアレルギー症状を抑える
●フルチカゾン点鼻液
副腎皮質ホルモンの抗炎症作用や抗アレルギー作用などにより、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー性鼻炎の症状を改善する
●クロモグリク点眼薬
目におけるアレルギー反応を抑えることで、目のかゆみや充血などのアレルギー症状を抑える薬

ロラタジン
口渇、便秘、下痢、眠気

ビラノア
眠気、口渇、頭痛、発疹、かゆみ、血管性浮腫、多形紅斑

クロモグリク
点鼻液過敏症、発疹、鼻内刺激感、鼻出血、頭痛