ゼニカル/フォシーガ
ダイエットの一番の敵は食事といってもよいでしょう。 しかし食事をコントロールするということはなかなか難しいことです。
しかし、ゼニカル(余分な油分を排出)、フォシーガ(余分な糖質を排出)を服用することで、ダイエットのために過度な食事制限をしなくてよくなります。
油物が大好きでやめられない人に ピッタリなお薬です。
脂質吸収抑制剤(ゼニカル)は、その名前の通り摂取した食事に含まれる油分の吸収を約30%抑制し、そのまま排出してくれます。排出した油が目に見えるため効果を実感しやすいのもの特徴です。ダイエット中に油分の多い食事をしたい時に服用すると効果を得られます。
⚫︎ゼニカル
未承認医薬品等(異なる目的での使用)
ゼニカルは、アメリカで肥満治療薬として承認されています。
肥満治療目的での処方は国内で承認されていません。
入手経路等提携
国内医薬品販売代理店経由で購入しています。
国内の承認医薬品等の有無
国内で肥満に対する効能・効果が承認されている同一成分の薬はありません。
諸外国における安全性等に係る情報
FDA(米国食品医薬品局)に承認されています。
・下痢
・体質によって油分が漏れ出す場合がある
・油に溶ける脂溶性ビタミン不足に注意する必要がある
・ガスが出やすくなる
ダイエットはしたいけれど炭水化物がやめられないあなたにピッタリなお薬です。
フォシーガは糖尿病の治療薬として開発された医薬品ですが、現在では痩身治療でも用いられます。 食事から摂取した余分な糖分を尿から排出することができるので、食事量をコントロールしなくても糖質制限に近い効果が期待できます。 フォシーガによる糖の排出量は1日あたり200~500kcalといわれているので、カロリー制限にも有効です。
1錠あたりの用量の違いであり、容量が大きいほど作用が大きいです。
ただし、10mgの方が痩せるというわけではありません。副作用のリスクは比例して高くなります。
当院ではまず5mgの服用を推奨しております。
ほとんどの方が5mgで効果を実感し、ダイエットされています。5mgでも効果がない方に10mgを処方しております。
また、5mgを2錠飲んでも10mgと同じ効果はありません。
副作用リスクが高くなるため、おやめください。
当院ではフォシーガの2錠同時服用は禁止しております。必ず1錠ずつ服用してください。
効果を最大限発揮するためにも正しい服用方法を守りましょう。
⚫︎フォシーガ
未承認医薬品等(異なる目的での使用)
フォシーガは、慢性心不全や1型糖尿病、2型糖尿病、慢性腎臓病の効能・効果で承認されています。肥満治療目的での処方は国内で承認されていません。
入手経路等提携
国内医薬品販売代理店経由で購入しています。
国内の承認医薬品等の有無
国内で肥満に対する効能・効果が承認されている同一成分の薬はありません。
諸外国における安全性等に係る情報
重篤症状の報告はありませんが、重大なリスクが明らかになっていない場合があります。
・手足のふるえ、冷や汗
・陰部の痛み
・発熱、寒気、脈が速くなる
・喉が乾く、立ちくらみ、めまい、体に力がはいらない、手足がつる
・ケトアシドーシス(全身の倦怠感、口渇感、嘔吐・腹痛、意識障害)
※こちらの処方薬は100錠(1箱)単位でのみの処方となります。1ヶ月分などで処方はできませんのでご了承ください。
未承認医薬品等(異なる目的での使用)
この治療で用いられるスーグラは、2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されています。
肥満治療目的での処方は国内で承認されていません。
入手経路等提携
国内医薬品販売代理店経由で購入しています。
国内の承認医薬品等の有無
国内において肥満症治療薬として承認されている同一成分の医薬品はありません。
諸外国における安全性等に係る情報
アメリカ食品医薬品局(FDA)において2型糖尿病治療薬として承認されています。
この治療で用いられるジャディアンスは、2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されています。
肥満治療目的での処方は国内で承認されていません。
入手経路等提携
国内医薬品販売代理店経由で購入しています。
国内の承認医薬品等の有無
国内において肥満症治療薬として承認されている同一成分の医薬品はありません。
諸外国における安全性等に係る情報
アメリカ食品医薬品局(FDA)において2型糖尿病治療薬として承認されています。
この治療で用いられるボグリボーズは、医薬品医療機器等法において、糖尿病の食後過血糖の改善の効能・効果で承認されています。
肥満治療目的での処方は国内で承認されていません。
入手経路等提携
国内医薬品販売代理店経由で購入しています。
国内の承認医薬品等の有無
国内において肥満症治療薬として承認されている同一成分の医薬品はありません。
諸外国における安全性等に係る情報
重篤症状の報告はありませんが、重大なリスクが明らかになっていない場合があります。
低血糖症、頻尿、便秘など
スーグラ
頻尿、多尿、便秘、口渇、体重減少、膀胱炎、陰部そう痒症(かゆみ)など
ジャディアンス
尿路感染、膀胱炎、外陰部腟カンジダ症、亀頭包皮炎、陰部のかゆみ、亀頭炎、めまい、便秘、かゆみ、頻尿、多尿、排尿困難、尿量増加、口渇、空腹感、体重減少など
ボグリボース
下痢、放屁増加、腹部膨満感、発疹、かゆみ、光線過敏症など